史上最年少でプロ棋士デビュー後、さまざまな記録を打ち立て、怒濤の快進撃を続ける藤井聡太二冠。
将棋の強さはもちろん、いつも変わらない丁寧な受け答えに、その人間性にも魅力を感じる方も多いかもしれませんね。
そして、現在子育てをされている方にとっては、
「自分の子供も藤井二冠のように育てられないか?」
と考えることがあるかもしれません。
そこで、今回の記事では、どのようにして藤井聡太棋士が誕生したのか、そして、藤井二冠にならって我が子を育てるにはどういった点に気をつけていけばいいのかを考察してみたいと思います。
藤井聡太はどのようにして育ったのか?
藤井二冠の母親、裕子さんは、モンテッソーリ教育を実践していたことで知られています。
モンテッソーリ教育とは何かというと・・・
「モンテッソーリ教育」の基本は、「子どもは、自らを成長・発達させる力をもって生まれてくる。大人(親や教師)は、その要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考え方にあります。
子供の自主性を尊重して、温かく見守っていくということですね。
もう少し具体的には、
- 子供のやりたいようにやらせる
- 集中している時は邪魔をしない
- 口出しをしない、干渉しない
- 一つの物事(習い事)が長続きしなくても責めない
といったことが挙げられます。
藤井二冠も、将棋以外の習い事は長続きしなかったようですし、いろいろやらせてみて、本人がハマったのが将棋だったわけですね。
将棋にのめり込んでからは、裕子さんは極力それを邪魔しないように心がけをされていたようです。
大会に出るようになってからは、負けてしまうと泣きじゃくってしまうことも多々ありましたが、そんな時も、無理に泣き止まそうとせず、基本的にはそのまま見守っていたようですね。
これらのことから、やはり大切なことは、子供の自主性を尊重し、極力干渉しないということですね。
子供だから・・・と考えるのではなく、自主性を大切にして見守り、もしも手助けが必要な時はサポートするという考え方が重要なのではないでしょうか。
そうすることで、子供の自己肯定感が養われていくものと推察できます。
逆を言えば、
- あれはダメ、これはダメと口出しする
- 無理に一つの物事(習い事)を続けさせようとする
- 集中している時に、もう寝る時間だからと止めさせようとする
- 無理に泣き止ませようとする
などの行為はNGということになりますね。
バランスが難しいかもですが、なるべく子供の自主性を重んじることが大切だと考えられます。
もちろん、ある程度の規律や厳しさは必要になってきますが、基本的には子供のやりたいようにやらせるのが大切なのかなと思います。
知らず知らずのうちに子供の可能性を摘み取っていないか、チェックすることは大事かもしれませんね。
藤井聡太のような将棋棋士を目指す?
藤井二冠の活躍を目の当たりにして、「我が子も将棋の棋士に」と考える親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。
これも、モンテッソーリ教育に当てはめて考えれば、お子さんが興味を示し、将棋に夢中になり、その後棋士になることを真剣に考えるようになれば、その道を目指すのも良いかもしれません。
ただし、将棋のプロ棋士になるのは非常に狭き門です。
プロ棋士の養成機関である奨励会に属し、一定の成績を収め、昇級昇段を繰り返す必要があります。
プロの一歩手前の三段に昇段したら、半年ごとに行われる三段リーグで、上位2名の成績を収める必要があります。
つまり、1年間で四段としてプロデビューできる棋士は原則として4名までです。
また、プロ棋士になるには年齢制限があり、原則として26歳までに四段になれなければ強制退会となります(例外規定あり)。
お子さんがプロ棋士を目指す場合は、この辺りの厳しさ、リスクも話し合った上で決める必要があるでしょう。
将来性も考慮した上で本人のやりたいことを見つけるには?
藤井二冠のように、一芸に秀でた子供を育てていくにはどうすればいいか・・・?
やはり、いろいろなことを経験することが大事になります。
藤井二冠もいくつか習い事をしていた中で、将棋にのめり込んでいきました。
ここでポイントになるのが、我が子がどんなことに興味を持つか、やらせてみるまでわからないということです。
目の前の子供に向いていることは何なのか、やりたいことは何なのかは、さまざまなことを経験してみないと見えてこないでしょう。
そのため、親としてできることは、いろいろなことに触れさせてみるということになります。
情報を与えてみて興味を持つのか、長続きするのかどうかはやってみないとわかりませんが、もし興味を持たなかったり、すぐに止めてしまった場合も、怒ったり責めるようなことはしないようにしましょう。
おすすめの習い事
ピアノ、スイミング、野球、サッカーなど、世の中にはさまざまな習い事がありますが、将来性も考慮した上でおすすめしたいことの一つがプログラミングです。
2020年から小学校でもプログラミングが必修科目になりましたが、それだけ国も重要スキルであることを認めているわけですね。
今後、AIやロボット産業がより一層発展していくことが予想される中で、プログラミング技術はとても大切なスキルになっていくでしょう。
AIが発展することで、一般事務職、タクシー運転手、警備員など、今後なくなっていく職業が増えることが予測されています。
そんな中でも、プログラミングはAIを生み出す基礎となる部分なので、将来性においても安心できると思います。
以下に、子供でも受講できるプログラミングスクールをご紹介します。
よかったら、参考にしてみてください。
子供向けおすすめプログラミングスクール3選
LITALICO(リタリコ)ワンダー
ゲーム&アプリ、ロボット、物作りなどのコースがあります。
子供一人一人の知識やレベルに応じたカリキュラムで学べるのは嬉しいポイント。
何より「楽しい!」と感じられるのが大きいですね。
東京、神奈川、埼玉に教室がありますが、全国からオンライン受講も可能です。
無料体験もできます。
【対象:年長~高校生(コースによる)】
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Tech Kids School
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CREATE by KOOV
ソニーが贈るオンライン学習サービスです。
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家にある身の回りの物も活用するので、自発的な考えを育てることもできますね。
コンテンツは月2回配信されます。
【対象:5歳~10歳(他の年齢も可)】
まとめ
藤井二冠を育む基礎となったモンテッソーリ教育は、子供の自主性に任せ、温かく見守っていく育て方です。
ただ、全て子供の自主性に任せてしまうことは、イコール放任になってしまうので、放置するのではなくしっかり見守ることが大事になると思います。
今回プログラミングスクールをおすすめしましたが、お子さんが興味を示さない場合は、もちろん無理に勧めたり続ける必要はありません。
その他にもたくさんの習い事や楽しいことが世の中にはありますから、何か一つお子さんが興味を持つものを発掘できれば、親としても嬉しいですよね。