第47期棋王戦五番勝負、渡辺明棋王VS永瀬拓矢王座のタイトル戦が、2022年2月6日に開幕します。
渡辺棋王は現在9連覇中。大台の10に届くかどうか注目ですね。
(ちなみに棋王戦の連覇記録は、羽生九段の12連覇)
一方の永瀬王座は、叡王、王座に続く自身3つめのタイトルを手にしたいところ。
渡辺棋王は王将戦とのダブルタイトル戦になります。
第47期棋王戦の日程【2022年】
日程 | 対局場所 | 棋譜 | |
1 | 2月6日(日) | 焼津グランドホテル (静岡県焼津市) | 第1局 |
2 | 2月19日(土) | 北國新聞会館 (石川県金沢市) | 第2局 |
3 | 3月6日(日) | 新潟グランドホテル (新潟県新潟市) | 第3局 |
4 | 3月20日(日) | 日光東照宮 (栃木県日光市) | 第4局 |
5 | 3月30日(水) | 東郷神社 (東京都渋谷区) |
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タイムテーブル
9時・・・対局開始
12時・・・昼食休憩
13時・・・対局再開
15時・・・おやつ
持ち時間は各4時間。夕食休憩はなし。
最近は、土日祝日にタイトル戦が行われることが多いですが、棋王戦も第5局を除いて土日の対局になっています。
渡辺棋王と永瀬王座の対戦成績
タイトル戦が始まる前までの渡辺棋王と永瀬王座の対戦成績は
渡辺棋王 16勝 - 5勝 永瀬王座
となっています。
二人はこれまで、
- 第28期竜王戦挑戦者決定戦三番勝負(2015年)
- 第43期棋王戦五番勝負(2018年)
- 第70期王将戦七番勝負(2021年)
など、大きな勝負で対局してきてますが、いずれも渡辺棋王が勝利しています。
竜王戦挑決は2勝1敗、棋王戦は3勝2敗、王将戦は4勝2敗でした。
また、上の3つの番勝負以外の棋戦では、永瀬王座は1つも勝っていないというのも不思議な感じがします。
今回の棋王戦、渡辺棋王が王者の貫禄を見せるのか、それとも永瀬王座が3度目の正直で渡辺棋王から初奪取となるのか、楽しみですね。
渡辺棋王と永瀬王座の最近の成績
棋王戦が始まる前(2022年1月31日まで)の二人の最近の成績は、次の通りです。
2022年1月 | 2021年12月 | |
渡辺棋王 | 0勝4敗 | 2勝1敗 |
永瀬王座 | 3勝2敗 | 5勝0敗 |
渡辺棋王は、王将戦で3連敗したのが響いてますね。
永瀬王座は総じて好調といえそうです。
この辺がどう影響してくるかですが・・・
渡辺棋王が王将戦の敗戦を多少なりとも引きずるようであれば、永瀬王座に大きなチャンスが訪れそうな感じはしますね。
とはいえ、百戦錬磨の渡辺棋王なので、気持ちは切り替えて臨んでくると思います。
藤井竜王の結果は?
ちなみに・・・
多くの人が注目している藤井聡太竜王ですが、棋王戦はどうなったのか、出場しないのかと気になった人も多いと思います。
第47期の棋王戦では、藤井竜王は3回戦で斎藤八段に敗れて姿を消しています。
第48期はコナミが特別協賛、大塚製薬が協賛
今回の五番勝負には直接関係はないですが、来期の第48期から、特別協賛社と協賛社が加わることが発表されました。
棋王戦の主催は共同通信社ですが、コナミホールディングスが特別協賛社に、大塚製薬が協賛社になります。
これに伴い、次期からは『第48期棋王戦コナミグループ杯』が正式名称になるようです。
棋聖戦でヒューリック、王位戦で伊藤園が特別協賛になっていますが、将棋界を支援してくれる企業が次々に増えてくれるのは本当にありがたいですね。