将棋を指していて、とんでもない初歩的なミス、うっかりミス、ポカをしてしまってガックリしてしまうことはありませんか?
「王手飛車を喰らって目から火が出た」
「角が利いているところに飛車を成ってしまった」
「タダやんと思って駒を取ったら、紐が付いていた」etc...
それまではいい将棋だったのに、突然局面が暗転してしまい、思わず投了ボタンを押してしまうこともあるかもしれませんね。
ポカは実力通りの結果ではないので、余計に腹立たしくもあり、情けなくもあります。
そこで、今回の記事では、とんでもないポカをなくすにはどうすればいいか、5つのポイントを挙げてみました。
ミスが多くて困っているという場合は、よかったら参考にしてみてください。
盤面を広く見渡す
将棋に熱中してしまうと、戦いが起こっているまさにその部分にしか目がいかなくなることがあります。
視野が狭くなっている状態なので、目線から外れたところは全くの意識外、見えていないような状態です。
もしもそこに何か大事な駒があったり、何か重要な要素が隠れていたとしたら・・・
ですので、意識的に将棋盤全体を眺めるクセをつけるといいと思います。
言い方を変えると、頭の中で少しだけ俯瞰(ふかん)して見るといいかもしれませんね。
俯瞰(ふかん)とは、少し離れて遠くから見るという意味です。
とはいえ、指す手1手1手で全体を見るというのは難しい話なので、要所要所でふと立ち止まって局面全体を見るクセをつけてみることをおすすめします。
離れ駒に気をつける
離れ駒があると両取りなどを喰らいやすくなるので、序盤から気をつけたいポイントです。
そのため、できるだけ駒組みの段階から、離れ駒は作らないようにしたいですね。
とはいえ、全く離れ駒を作らないというのも無理な話なので、離れ駒がある場合は、両取りの筋は大丈夫か、気を配っておく必要があります。
十字飛車による両取りや、角の斜めのラインでの両取りには常に警戒することが大切です。
相手の飛車と角に注意する
うっかり喰らいやすいのが飛車、または角による両取りではないでしょうか。
飛車や角はリーチが長いので、どうしても目線が追いつかなかったり、視野から外れてしまうことがあります。
そのため、常に相手の飛車と角には注意を払うことが大切です。
現在、盤上のどの位置にいるのかを確認することが大切ですし、持ち駒にある場合はいつでもどこからでも飛んでくるので、常に警戒しておく必要があります。
相手の飛車と角に目を光らせておけば、角の利いているところにうっかり飛車を成ったり、痛い両取りを喰らったりということも減ってくると思います。
自陣の弱点に気を配る
自陣のウィークポイントはどこか把握しておくと心強いかもしれません。
今は大丈夫でも、相手に駒を渡してしまった時、手痛いしっぺ返しを喰らってしまうことがあります。
たとえば、銀を渡してしまったことで割り打ちを喰らったり、守りの弱いところを集中的に攻められ、気がついたら受けが利かなくなっていたり・・・
「しまった!」とならないためには、自陣の弱点を頭に入れておき、弱点を突かれないための戦略を練っていく必要があります。
深呼吸して冷静になる
最後は少し精神的な話になりますが、深呼吸して冷静になるよう努めてみるのもいいと思います。
将棋を指しているとどうしても熱くなってしまい、冷静な判断力がなくなってしまうことがありますよね。
そうすると、どうしてもつまらないミスが増えてしまいます。
深呼吸は一つの例ですが、お茶を飲んで心を落ち着かせる、ハーブなどのリラックスできる香りをかぐなど、いろいろ方法はあると思います。
もちろん、そこまでしなくても、冷静になることを意識するだけでも結果は違ってくるのかなと思います。
頭を冷やすことで、局面の見え方もだいぶ違ってくるでしょう。
まとめ
ポカをなくすための5つのポイント
- 盤面を広く見渡す
- 離れ駒に気をつける
- 相手の飛車と角に注意する
- 自陣の弱点に気を配る
- 深呼吸して冷静になる
ということで、将棋を指していて、ケアレスミスや大ポカをなくすにはどうすればいいか、5つのポイントをお伝えしました。
この中では、3番目の『相手の飛車と角に注意する』が一番効果的かもしれません。
人間なのでどうしてもミスはつきものですが、顔から火が出るような恥ずかしいミスはなくしたいものですよね。
ただ、プロでも信じられないようなポカをしてしまうこともまれにあります。
ですので、アマチュアである僕達がやらかしてしまうのは、人間だものある程度は仕方ない(?)のかもしれません。
と考えると多少気が楽かも?
そして、仮にポカをしてしまっても、引きずらないことが一番大事なのかもしれませんね。