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【振り飛車党必見】美濃囲いの頻出攻め筋5選【失敗しない守り方】

片美濃囲い(4八に金を打たれたところ)

振り飛車党に大人気の美濃囲いは、手数もあまりかからずバランスの取れた優れた囲いですね。

一方で弱点や喰らいやすい攻め筋も多く、知らないでいるとあっという間に敗勢に陥ってしまうこともあります。

そこで、今回の記事では、美濃囲いで頻繁に出てくる攻め筋を5つ紹介したいと思います。

また、それに対応する受け方も解説してみました。

振り飛車党初心者も、ベテランの振り飛車党も、よかったら参考にしてみてください。

4八に駒を打たれる筋

第1図(△4八銀まで)
美濃囲いの守り方(△4八銀までの局面)

△4八銀、△4八金など、片美濃囲いの4八の地点に駒を捨てる筋はよく出てきます。

▲同金と取ってしまうと、△3九角(第2図)が激痛です。

第2図(△3九角まで)
美濃囲いの守り方(△3九角までの局面)

角以外にも△3九銀も痛いので、角か銀を持っている場合は要注意です。

かといって、第1図を放置すれば△4九銀不成と金を取られてしまいます。

つまりは、4八に駒を打たれた時点で先手が苦しくなるんですね。

そのため、打たれないように先受けしておく必要があります。

受け方としては、▲5九歩(第3図)が堅いです。

第3図(▲5九歩まで)
美濃囲いの守り方(▲5九歩までの局面)

他には、5筋に歩が打てない場合は▲5九香。
ガッチリ受けるなら、▲4八銀や▲5八金打といった手が考えられます。

歩で受かるなら、一番安い駒である歩で受けたいところです。

攻め駒のことも考えて、どの駒で受けるのが一番いいか、局面ごとに判断していきましょう。

相手が、金銀、角銀、角金、銀2枚の組み合わせで持ち駒を持っている場合は要注意!

4七に駒を打たれる筋

片美濃囲いで、4七の地点に駒を打たれる筋も気をつけたいです。

具体的には△4七香(第4図)、△4七銀などですね。

第4図(△4七香まで)
美濃囲いの守り方(△4七香までの局面)

▲同銀と取ると△4九龍と要の金を取られてしまいます。

▲3九金と逃げても、△4八香成(第5図)の追撃があるので意味がありません。

第5図(△4八香成まで)
美濃囲いの守り方(△4八香成までの局面)

▲同金は、△3九角や△3九銀ですね。

4七の地点に駒を打たれると受けが難しくなるため、やはり先受けしておきたいです。

▲5九歩(第6図)が手堅く、他には、▲5九香、▲5八金打などの手が考えられます。

第6図(▲5九歩まで)
美濃囲いの守り方(▲5九歩までの局面)

局面によって、どの駒を使って受けるか考えていくことも必要になります。

飛車と角のコンビネーション

高美濃囲いにおいて、飛車が二段目、または一段目で、4九の金、または4七の金を角で狙われる手も頻繁に出てくる攻め筋です。

第7図(△6七角まで)
美濃囲いの守り方(△6七角までの局面)

第7図は△6七角と4九の金を狙ってきた局面。

放っておくと△4九角成で金を取られ、龍が先手玉をにらんでいるので▲同銀と取ることができません。

そのため、きちんと受ける必要があります。

持ち駒がある場合は、▲4八銀(第8図)や▲4八香でガッチリ受けるのがおすすめです。

第8図(▲4八銀まで)
美濃囲いの守り方(▲4八銀までの局面)

他には、駒に余裕があれば、▲3九金打、▲4八金打で金を投入するのもいいですね。

持ち駒を使わない受けは、なかなか難しいです。

第7図で▲4八金引は△4七香と打たれてやぶ蛇です。

▲4八金直は△2四桂(第9図)と打たれ、次に△3六桂を狙われます。

第9図(△2四桂まで)
美濃囲いの守り方(△2四桂までの局面)

また、▲3九金は△5八角成(第10図)とされ、次に△4七馬が狙いです。

第10図(△5八角成まで)
美濃囲いの守り方(△5八角成までの局面)

持ち駒を使わずに受けきるのは難しいので、最初からきちんと受けた方が良さそうな感じですね。

角のラインと桂馬による攻め

美濃囲いに組んだ際によく出てくる攻め筋で、そして、もっともうっかりしやすい攻めかもしれませんね。

第11図(△3六桂まで)
美濃囲いの守り方(△3六桂までの局面)

第11図のように、角のラインで玉をにらまれて桂を打たれると非常に厳しいです。

▲3九玉と逃げるのは、金駒が入ると2八に打たれて負けてしまう怖い形ですし、この場合は△4九龍と切る手もあります。

以下▲同玉△2八桂成(第12図)と強襲されるときついですね。

第12図(△2八桂成まで)
美濃囲いの守り方(△2八桂成までの局面)

第11図では▲1八玉(第13図)と逃げるのが普通です。

第13図(▲1八玉まで)
美濃囲いの守り方(▲1八玉までの局面)

が、△1五歩の端攻めが厳しいですし、他には△4九龍▲同銀△2八金(第14図)の強襲もあります。

第14図(△2八金まで)
美濃囲いの守り方(△2八金までの局面)

ということで、△3六桂を喰らっては振り飛車側の劣勢は明らかです。

相手が角と桂を手にしている場合は、この攻め筋に最大限の注意を払うようにしましょう。

△5五角を打たれた場合の受け方ですが、ガッチリ受けるなら▲4六銀ですね。

局面によっては、▲4六角(第15図)と合わせる手もあります。

第15図(▲4六角まで)
美濃囲いの守り方(▲4六角までの局面)

△9九角成なら▲7三角成を見た手ですね。

他には▲4六桂として、将来的に▲3四桂を狙う手もあります。

持ち駒がない場合、または持ち駒を使いたくない場合は、▲4六歩(第16図)と突く手があります。

第16図(▲4六歩まで)
美濃囲いの守り方(▲4六歩までの局面)

『大駒は近づけて受けよ』ですね。

△同角なら▲4七金(第17図)と上がって受かります。

第17図(▲4七金まで)
美濃囲いの守り方(▲4七金までの局面)

この受け方も覚えておきたいですね。

端攻め

美濃囲いに組んでいると、やっかいな攻めの一つが端攻めですね。

美濃囲いの弱点は端とよくいわれますが、その攻め方は多岐にわたります。

詳しい内容については以下の記事で紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。

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美濃囲いに端攻めを敢行したところ
美濃囲いの端攻めの受け方 居飛車の攻め筋を頭に叩き込もう

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まとめ

片美濃囲い(5五角と3六桂による攻め)

ということで、美濃囲いの頻出攻め筋を5つ紹介しました。

どれも一度は経験のある攻め筋だったのではないでしょうか?

全部完璧に知っているという方は、美濃囲いの経験値がかなり高いと思います!

いずれの攻めが来ても冷静に対応できるようになると、あなたの守備力は格段に上がっているといえるでしょう。

参考になれば幸いです!

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