将棋コラム

将棋の8大タイトル戦と一般棋戦の持ち時間を一覧にしてみた

2020年4月6日

和室で、駒袋と駒箱が乗った将棋盤と駒台

将棋のプロ棋戦には、必ず持ち時間というものが存在します。

どんな公式戦でも、持ち時間無制限ということはありません。

限られた持ち時間をどう配分して使うかは対局者次第。

時間の使い方にも個性が出るので、観ている側も「残り時間は大丈夫か?」ハラハラしてしまうこともありますよね。

棋戦によって持ち時間は変わってきますが、この記事では、将棋界の8大タイトル戦と一般棋戦の持ち時間を一覧にしてみました。

8大タイトル戦の持ち時間の比較

名称タイトル戦本戦予選
名人戦(順位戦)9時間(2日制)6時間-
竜王戦8時間(2日制)5時間(残留決定戦のみ3時間)-
王将戦8時間(2日制)4時間3時間
王位戦8時間(2日制)4時間4時間
王座戦5時間5時間5時間
棋王戦4時間4時間4時間
棋聖戦4時間4時間二次予選:3時間、一次予選:1時間
叡王戦※特殊なため下記を参照3時間1時間

叡王戦の持ち時間

叡王戦の持ち時間は、1時間、3時間、5時間の3通り。
第1局、第2局は、第1局の先手棋士が3通りから好きな持ち時間を選択。
第3局、第4局は、第1局の後手棋士が残る2通りの中から好きな持ち時間を選択。
第5局、第6局は、残った持ち時間で対局。
第7局は6時間。

一般棋戦の持ち時間の比較

名称本戦予選
朝日杯将棋オープン戦40分40分
銀河戦15分(使い終わったら1手30秒未満で着手、計10分の考慮時間あり)25分(使い終わったら1手30秒未満で着手)
NHK杯テレビ将棋トーナメント10分(使い終わったら1手30秒未満で着手、計10分の考慮時間あり)20分(使い終わったら1手30秒未満で着手)
将棋日本シリーズ10分(使い終わったら1手30秒未満で着手、計5分の考慮時間あり)-
新人王戦3時間-
YAMADAチャレンジ杯20分(使い終わったら1手30秒未満で着手)-
加古川青流戦1時間-

気になることエトセトラ

将棋盤に山盛りになった駒

ここから先は、持ち時間や消費時間に関する疑問や気になることをまとめてみました。

持ち時間の計測について

持ち時間の計測機器は、ストップウォッチとチェスクロックが併用されています。

以前はストップウォッチ方式が主流でしたが、近年はチェスクロック方式も増えてきて、チェスクロックが採用されているのは、

  • B級2組以下の順位戦
  • 竜王戦残留決定戦
  • 王座戦
  • 棋聖戦一次予選
  • 叡王戦
  • 新人王戦を除く一般棋戦

になります。

結構多いですね。

ストップウォッチ方式とチェスクロック方式の違いについては、以下の記事を参照してみてください。

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将棋盤の前で腕組みをする男性
将棋におけるチェスクロックとストップウォッチは何が違うの?

続きを見る

持ち時間がなくなったら?

持ち時間を全て使い切ったら、1手1分未満で指すことになります(一手30秒未満の棋戦は除く)。

指すことができないと時間切れ負けとなります。

トイレに行きたくなったら?

対局中トイレに行くことはもちろん可能です。

お手洗いの時間は消費時間としてカウントされるので、終盤持ち時間がなくなって1分将棋になったら、トイレに行くのは難しいかもしれません。

そのため、持ち時間が少なくなってきたら、あらかじめトイレを済ませておいて、不測の事態に備えることになります。

余談ですが、NHK杯などのテレビ棋戦でも対局中にトイレに行くことはできます。その場合も、席を立つ様子が映し出されます。

トイレが近いと、かなり気を使いそうですね・・・

食事休憩について

通常の対局は、東京や大阪の将棋会館で行われます。

将棋会館の対局は10時開始で、昼食休憩が12時~12時40分、夕食休憩が18時~18時40分となっています。

この間の時間は、消費時間にはカウントされません。

不正防止の一環で、休憩中を含め対局中の外出はできません。
食事は出前を取るか、あらかじめお弁当を用意するかになります。

棋士によっては、食事を取らないというケースもあります。

対局者は、対局中に係の人が出前について尋ねてくれるので、そこで注文できます。
出前の料金は各棋士の負担となります。

タイトル戦の休憩について

タイトル戦は各地を転戦しますが、もちろん昼食休憩があります。

  • 名人戦、竜王戦、王将戦、王位戦:12時30分~13時30分
  • 王座戦:12時10分~13時
  • 棋聖戦、棋王戦:12時~13時

夕食休憩については、2日制であるのは名人戦(2日目)のみ。
1日制では王座戦、叡王戦があります。

  • 名人戦:18時~18時30分
  • 王座戦:17時30分~18時

叡王戦は特殊な持ち時間なため、休憩についても変則的です。

叡王戦の休憩時間について

持ち時間5時間or6時間・・・10時開始(昼食休憩12時30分~13時30分、夕食休憩18時~18時30分)
持ち時間3時間・・・14時開始(夕食休憩18時~18時30分)
持ち時間1時間・・・同日に2局(14時と19時対局開始)

まとめ

盤上の歩を持ち上げたところ

ということで、各タイトル戦の持ち時間についてまとめてみました。

棋戦によって持ち時間が違うので、楽しみ方も変わってきますね。

一番持ち時間が長い名人戦は、かなりじっくりとした戦いになりますし、持ち時間が短めの棋王戦、棋聖戦などは、スピーディーな戦いを楽しめます。

叡王戦はかなり変則的で、一つの棋戦で持ち時間が長い将棋と短い将棋、両方楽しめるのは面白い試みですね。

あなたが好きな持ち時間はどのくらいでしょうか?

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