実戦詰将棋

実戦詰将棋5手詰め【2】寄せの必須手筋

2020年4月4日

実戦詰将棋5手詰め

通常の詰将棋とは異なる、実戦形式で棋力アップを目指せる5手詰めの問題です。

今回の問題は寄せで頻繁に出てくる手筋なので、まだ習熟できていないという場合は、この機会にぜひ覚えてみてください。

実戦詰将棋のルール

できるだけ最短手順で詰ます
駒余りOK

問題

問題図:5手詰め
△5八桂成までの局面

行き詰まる終盤戦。
後手が△5八桂成と迫ってきた局面。

後手玉は腹銀で身動きが取れない状態です。
逃がすことなく即詰みに討ち取りましょう。

+ ヒント +(クリックorタッチしてください)

銀が動くと後手玉も逃げやすくなりますが、それをうまく封じる手段を考えてみてください。

今回の問題は、実戦でも似たような形をよく見るのではないかなと思います。

解答

再掲問題図:5手詰め
△5八桂成までの局面

詰将棋解答

▲9三香△同桂▲9一銀成△同飛▲8二と(詰め上がり図)までの5手詰め

詰め上がり図(▲8二とまで)
▲8二とまでの局面

初手は、桂馬の利いているところに香を打ちます。

仮に香を打たずに▲9一銀成とするのは△9三玉(変化図)と逃げられて失敗します。

変化図(△9三玉まで)
△9三玉までの局面

以下▲9二成銀と捨てても、△同玉▲8二と△9三玉▲8三とで詰み!と思いきや、8九に龍がいるので△同龍と取られて詰みません。

問題図に戻り、▲8一銀不成とするのは、△同飛と取られて詰みません。

ということで、初手▲9三香は絶対の一手。
△同桂(途中図)と取らせることで、玉の逃げ道を閉ざす退路封鎖の一手になっているんですね。

途中図(△9三同桂まで)
△9三同桂までの局面

ここで、8二の銀がいなければ▲8二とで詰むということがわかれば、銀を捨てる手が思い浮かぶと思います。

ついさっきまでは相手玉を逃がさない不可欠な駒だったのに、いきなり邪魔駒になってしまうというのも、人生の縮図を表しているようで切ないですね(?)

▲9一銀成と捨てて、△同飛でも△同玉でも▲8二と(または▲8二成銀)までの詰みとなります。

同じようでも、▲8一銀不成とするのは△同飛と取られて、8二の地点に飛車が利いてくるので失敗です。

3手目のような邪魔駒を捨てる手筋も覚えておくと、棋力アップにつながると思います!

まとめ

ということで、退路封鎖と邪魔駒消去の手筋を学べる5手詰めの問題でした。

今回のような形は、実際に将棋を指していても頻繁に出てくる手筋だと思います。

駒を捨てて相手玉の逃げ道を封鎖する

終盤で絶対に役立つスキルなので、ぜひマスターしておきましょう。

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