【将棋】必殺の両王手を狙ってみよう
両王手とは? 二つの駒で同時に王手をかけること。 受け側からすると、二通りの王手を同時に防がなければいけないため、非常に受けにくくなる。 両王手。 実戦で現れるのはまれですが、もしも両王手をかけることができたら、超強力な攻め筋になります。 狙う場合は、相手の王様と自陣の駒(飛車、角、香)を直線状に配置し、その間に別の自陣の駒を置くという形を作ります。 ひとまず、実戦形式で例を見てみましょう。 両王手の実戦例 第1図(△6二玉まで) 第1図は、相振り飛車の戦いから終盤戦。 ▲7四金の王手に△6二玉と引いた局 ...
桂頭を攻める歩の手筋を身につけよう【敵陣の弱点を突く】
敵陣を攻める際、どこを攻めていいのかわからなくなる時ってありますよね。 そんな時は、相手の弱いところはどこか探してみるといいかもしれません。 また、桂頭は弱点になりやすく、うまく攻めると攻略の糸口になることがあります。 桂頭を攻める歩の手筋をマスターして、攻め方の幅を広げていきましょう。 問題:先手石田流VS後手棒金の一戦 第1図(△9二飛まで) 先手石田流VS後手棒金の一戦から中盤戦。 第1図は、馬取りに△9二飛と引いた局面です。 形勢は、ソフト的には先手勝勢という局面ですが、攻めのとっかかりがあまりな ...
【将棋】送りの手筋を身につけよう
送りの手筋は、相手玉を寄せる上で必ず覚えておきたい攻め筋です。 身につけることで、終盤力は飛躍的に向上すると思います。 捨て駒をするので、慣れないうちはためらってしまうこともあるかもしれませんが、是非ともマスターしていきましょう。 送りの手筋とは? 送りの手筋 相手の王様と自分の飛車(または龍)が相手の守り駒を挟んで直線状にあり、主に持ち駒の金を捨てて相手玉を移動させ、一間龍の形を作って迫る手筋のこと。 通常は金(または飛車)を捨てることが多いが、銀(または角)を捨てて一間龍の形を作ることができれば、それ ...
居飛車穴熊の面白い攻め筋 穴熊の弱点を突く
堅くて遠い居飛車穴熊は、攻めるにも一苦労しますが、今回の記事では、居飛車穴熊の崩し方の一つとして面白い攻め筋を紹介したいと思います。 使える機会は限定されると思いますが、頭の片隅に置いてもらえれば、活躍の時が来るかもしれません。 よかったら、居飛車穴熊攻略のバリエーションの一つに加えてみてください。 問題:三間飛車VS居飛車穴熊の終盤戦 問題図(△3一香まで) 問題図は、僕の実戦で現れた形で、三間飛車美濃囲いVS居飛車穴熊の終盤戦です(便宜上先後逆)。 後手が△3一香と受けた局面。 先手も△5九歩成が見え ...
終盤の速度計算のコツ 逆転負けを減らそう!
将棋を指していて、 「俺って終盤が弱いなあ・・・」 「私って終盤がダメかも・・・」 と感じてしまう人は多いのではないかと思います。 終盤は一手のミスが勝ち負けに直結してしまうため、正確な読みが求められるわけですが、かといってアマチュアがプロのような正確な読みをするのは難しいですよね。 そこでこの記事では、相手の攻めと自分の攻めを比較して、どのような考え方をするのがいいかを解説していきたいと思います。 少しでも棋力アップのヒントになれば幸いです! 終盤の速度計算 問題 僕の実戦から。 後手が▽5八銀と打って ...
将棋の形勢判断のやり方 4つの要素を押さえて勝ちにつなげよう
将棋を指す上で、一つ大事な考え方が形勢判断です。 正しく形勢判断を行えるかどうかで、勝負の結果がガラッと変わってくるかもしれません。 そこで、この記事は、形勢判断を決めるポイントとやり方についてまとめてみました。 現局面を正しく把握して、勝負の流れを手繰り寄せていきましょう。 形勢判断とは? そもそも形勢判断とは何か?というと、現局面は良いのか悪いのか、はたまた互角なのか、有利不利を判断することです。 将棋に限らないですが、現在の状況がどうなっているのか把握しておくことは大切ですよね。 現局面を的確に認識 ...