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戸辺流相振りなんでも三間飛車の書評・レビュー

2020年2月18日

戸辺流相振りなんでも三間飛車の本

この記事では、マイコミ将棋BOOKS『戸辺流相振りなんでも三間飛車』の感想レビューを書いています。

「相振り飛車はどう指せばいいかわからない」
「対向かい飛車の攻め方を知りたい」

といった場合におすすめの棋書です。

2009年発刊と少し古めですが、相振り飛車の場合、流行の最先端を行くという感じではないので、今でも通用するのではないかなと思います。

主な内容を見てみると、

  • 先手三間飛車対後手向かい飛車
  • 相三間飛車
  • 後手三間飛車対先手向かい飛車
  • 後手三間飛車対先手新向かい飛車
  • 実践編

に紙面が割かれていて、三間飛車側を持ってどう指すか?を戸辺七段が詳しく解説しています。

戸辺流相振りなんでも三間飛車の主な内容

先手三間飛車対後手向かい飛車

この章では、後手5三銀型の向かい飛車の変化が記載されています。
残念ながら、5三銀型以外の変化は記載されていません。

それでも、囲いや攻め筋について勉強になると思います。

特に戸部七段も「ぜひ覚えておいて欲しい」としている攻め筋は、相振り飛車全般で使えるのではないかなと思います。

僕も相振り飛車を指す時、この攻め筋を使えないかどうかチェックするようにしています。

相三間飛車

実践でも相三間飛車になることは多いのではないでしょうか?

お互いに角道を通したまま三間飛車の駒組みを進めるのは、なかなか怖いところでもありますよね。

本書では、どのように駒組みを進めていくのがいいかが記されているので、その通りに進めていけばOKです。かなり参考になると思います。

僕自身、実践でも本書の変化をよく指しています。

後手三間飛車対先手向かい飛車

後手番の相振り飛車の指し方をレクチャーしています。

▲7六歩△3四歩▲6六歩と角道を止めた際、△3二飛と回って戦う指し方です。

先手が角道を止めた場合に限定される指し方になりますが、三間飛車穴熊を目指し、新機軸の趣向で戦いを挑んでいきます。

戸部七段考案の攻め方が解説されているので、これを知るだけでも本書の価値があるかもしれませんね。

さざまな変化が記載されているので参考になると思います。

僕自身は採用したことがないのですが(先手が角道を止めた場合は右四間飛車を愛用しているため)、面白い戦い方だと思うので、三間飛車穴熊が好きな人におすすめの戦法です。

後手三間飛車対先手新向かい飛車

新向かい飛車とは、本書の中で『▲6八銀~▲6七銀を保留して、▲7七角~▲8八飛を急ぐ指し方』と解説されています。

新向かい飛車に対しては美濃囲いがおすすめされています(その理由も記述)。

△3六歩と押さえた形での対4六歩型、対5六銀型、対7五歩~8六飛型の対策などが紹介されています。

この章でもいろいろな変化が解説されています。

新向かい飛車に対しては、△3六歩と押さえるのがおすすめみたいです。

実践編

実践編では、

  • 対窪田義行六段戦(先手三間飛車VS後手四間飛車6四歩型)
  • 対佐藤和俊四段戦(先手三間飛車VS後手向かい飛車6三歩型)
  • 対小林宏六段戦(先手三間飛車穴熊VS後手向かい飛車金無双)
  • 対藤倉勇樹四段戦(後手三間飛車穴熊VS先手向かい飛車矢倉)

が解説されています。

詳細な変化が載っているので参考になると思います。

まとめ

『戸辺流相振りなんでも三間飛車』はこんな人におすすめ!

  • 相振り飛車の指し方がわからない人
  • 三間飛車VS向かい飛車の対策を知りたい人
  • 相三間飛車の指し方を知りたい人
  • 戸部誠七段考案の攻め筋を知りたい人


相振り飛車の場合、なかなか棋書通りの形にならないことが多く苦労させられますが、先手でも後手でも三間飛車を指すよ!という人には、参考になる書籍だと思います。

相三間飛車の指し方は、今でも実戦で使っていますし、実際の対局で使える変化が多いのではないでしょうか。

相振りの指南書として参考にしたい一冊ですね。

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