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実戦詰将棋

実戦詰将棋5手詰め【1】連続王手の千日手を回避しよう

2020年3月13日

実戦詰将棋5手詰め

実際に将棋を指して実戦で現れた形を出題しています。
5手詰めの問題です。

もしかしたら、今後同じような局面が登場するかもしれません。

よかったら、参考にしてみてください。

実戦詰将棋のルール

できるだけ最短手順で詰ます
駒余りOK

問題

問題図:5手詰め
△4二玉までの局面

三間飛車VS矢倉の一戦。

局面は後手が△4二玉と逃げたところ。

一見簡単に詰みそうですが・・・?

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普通に王手を続けると、連続王手の千日手になってしまいます。
千日手回避のため、3手目がポイントになります。

解答

再掲問題図:5手詰め
△4二玉までの局面

詰将棋解答

▲3一角成△3三玉▲3二馬△同玉▲3一龍(詰め上がり図)までの5手詰め

詰め上がり図(▲3一龍まで)
▲3一龍までの局面

初手▲3一角成はこの一手。
代わりに▲7二龍とするのは△6二桂くらいで詰みません。

▲3一角成に△5二玉と逃げるのは、▲4一馬△6二玉▲5一馬で簡単な詰み。

これでも正解ですが、△3三玉(途中図)と逃げられた局面の指し手も考える必要があります。

途中図(△3三玉まで)
△3三玉までの局面

普通に王手するなら▲2二馬ですが、以下△4二玉▲3一馬△3三玉▲2二馬△4二玉・・・と千日手模様になってしまいます。

通常の千日手は引き分けですが、連続王手の千日手は王手を続けた側の負けになります。

では先手の負けなのか・・・? というところで飛び出すのが、馬のタダ捨て▲3二馬。

△同玉と取るしかありませんが、▲3一龍で詰みになります。

龍の利きを最大限に活かした詰め上がりですね。

まとめ

ということで、今回の問題は簡単だったでしょうか。それとも難しかったでしょうか?

詰将棋だと▲3二馬のような手は珍しくありませんが、実戦で指せるかどうかは別問題。

案外盲点かもしれません。

僕自身、最初は▲3二馬が見えず、連続王手をしている途中で気づくことができました(^^;)

実戦できちんと指すことができたら気持ちいいですね。

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