将棋コラム

将棋8大タイトルの永世称号の取得条件をまとめてみた

2020年2月26日

終盤戦が繰り広げられる将棋盤

2020年現在、将棋界には8つのタイトルが存在するわけですが、叡王を除く7つのタイトルには永世称号というものがあります。

この永世称号、各タイトルによって取得条件が異なるので、わかりにくいこともありますよね。

そこで、各タイトルの永世称号の獲得条件について一覧にしてまとめてみました。

各タイトルの永世称号を取るには、どれだけ厳しい条件をくぐり抜けなければならないのか、ぜひ確認してみてください。

そもそも永世称号とは?

将棋盤の前で腕組みをする男性

もしかすると、

「そもそも永世って何?」

という疑問が出てくるかもしれませんね。

ざっくりいってしまうと、

「あなたはこのタイトルの獲得数が多いから、特別な称号を与えちゃうね」

っていう感じのものでしょうか。

いわゆる殿堂入りのようなものと捉えていいと思います。

永世称号には各タイトルごとに細かな規定があるため、相当数のタイトルを獲得または防衛しなければならず、永世称号を獲得することは、それだけ強い棋士の証にもなるわけですね。

永世称号の取得条件

永世称号の取得条件

名称条件取得者(敬称略)
永世竜王連続5期 or 通算7期渡辺明、羽生善治
永世名人通算5期木村義雄、大山康晴、中原誠、谷川浩司、森内俊之、羽生善治
永世王位連続5期 or 通算10期大山康晴、中原誠、羽生善治
名誉王座連続5期 or 通算10期中原誠、羽生善治
永世棋王連続5期羽生善治、渡辺明
永世王将通算10期大山康晴、羽生善治
永世棋聖通算5期大山康晴、中原誠、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光
永世叡王?規定なし-

※叡王については、2020年3月現在永世称号の規定なし。
※王座のみ名称が永世ではなく名誉。
※竜王戦の前身である十段戦において、永世十段の称号取得者は、大山康晴、中原誠の両名。

取得条件の中で、たとえば竜王戦の連続5期は、5連覇しなければ獲得することができません。
通算7期は、途中で防衛に失敗しても、通算で7期獲得すればOKということになります。

基本的に、永世称号は引退後に名乗ることができます。

ただ、これまでにも例外的に現役時代に永世称号を名乗った事例がいくつかあります。

  • 大山十五世名人
  • 中原永世十段
  • 米長永世棋聖 etc...

ということで、この辺りの規定にはあまり意味はないのかもしれませんね。

永世棋王だけ難易度が高い? 永世名人は特別!

駒箱に入った将棋の駒

どのタイトルも永世称号の獲得は難しいわけですが、とりわけ永世棋王だけ難易度が高いような?

通算での獲得条件がなく5連覇しないと獲得できないので、4連覇を何回繰り返してもダメというのはかなり厳しいですね。

反面、名人戦と棋聖戦は通算5期なので、他のタイトルに比べるとゆるい印象があります。

といっても、大変なことには変わりないですけどね。
特に名人戦は一番歴史が長く、他のタイトルと比べてその重みが違うのだろうなと思います。

永世名人のみ、○世名人という呼び方をしますしね。

  • 木村義雄十四世名人
  • 大山康晴十五世名人
  • 中原誠十六世名人
  • 谷川浩司十七世名人
  • 森内俊之十八世名人
  • 羽生善治十九世名人
二十世名人は誰になるのかも注目ですね。

どのタイトルを見渡してもものすごい顔ぶれで、永世称号を獲得=超一流棋士の証といっていいと思います。

まとめ

タイトルは1つ獲得するだけでも大変なことなわけですが、さらに永世称号を獲得するとなると、そのハードルの高さはとてつもないもの。

血のにじむような不断の努力が必要になるのだろうなと感じました。

羽生さんが全ての永世称号を獲得して永世七冠を達成したことは、本当にすごいことですね。

今後、この欄に新たな名前が記されるのはいつのことになるのか、それはあの棋士なのか、はたまたあの棋士なのか、注目していきたいと思います。

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