王将戦七番勝負の日程【2024年】藤井聡太王将VS菅井竜也八段
第73期王将戦七番勝負の日程は、2024年1月7日(日)8日(祝)、栃木県のホテル花月での対局を皮切りにスタートします。 八冠王の藤井聡太王将に挑戦するのは、振り飛車党の菅井竜也八段です。 両者が番勝負でぶつかるのは、2023年の叡王戦以来となりますね。 今回の記事では、第73期王将戦七番勝負の日程、対戦成績、ABEMAで視聴できるのか?などについてまとめました。 第73期王将戦七番勝負の日程【2024年】 日程 対局場所 棋譜 1 1月7日(日) 1月8日(月) ホテル花月 (栃木県大田原市) 第1局 ...
石田流序盤、後手から△6五歩と仕掛けられた時の具体的な指し方
3手目▲7五歩で石田流を明示し、角道を止めて飛車を振って「さあ囲うぞ」という時に、突然△6五歩と仕掛けられるケースがあります。 先手としては、しっかり囲ってから戦いにしたいところですが、「それは許さん!」とばかりに急戦を仕掛けてこられると、ちょっと慌ててしまうかもしれませんね。 そこで、今回の記事では、石田流に組んでいる途中に、いきなり△6五歩と仕掛けられた場合の対応策についてまとめてみました。 また、序盤早々の乱戦は嫌だなという場合の対策についても紹介しているので、参考にしてみてください。 囲っている途 ...
石田流対策の6三金型を打ち破るには【振り飛車目線】
石田流は、先手番の人気戦法の一つですね。 破壊力があるので愛用している人も多いと思います。 僕もよく指しています。 居飛車側も石田流対策としてさまざまな戦法を繰り出してきます。 居飛車穴熊、左美濃、棒金などいろいろありますが、近年よく出てくる形が、6三に金を上がる6三金型です。 この6三金型、守備力が高く、普通に攻めたのでは攻略することが難しいんですよね。 そこで今回の記事では、6三金+5四銀型に、升田幸三賞を受賞したエルモ囲いで待機された時の攻め方、攻略法について検証してみたいと思います。 先手の失敗例 ...
ノーマル三間飛車VS居飛車棒銀 受け方の基本と対策を学ぼう
振り飛車側が普通の三間飛車にした時、居飛車側の作戦は多々ありますが、その一つが棒銀戦法です。 古来からある棒銀戦法ですが、シンプルゆえ、応手を間違えると痛い目にあってしまいます。 そこで、今回の記事では、ノーマル三間飛車VS居飛車棒銀において、三間飛車側の受け方と対策についてまとめてみました。 袖飛車に変化した場合の指し方も紹介しているので、参考にしてみてください。 ノーマル三間飛車VS居飛車棒銀 受け方と対策 オーソドックスな駒組みで迎えた第1図(便宜上先後逆)。 第1図(△7五歩まで) 居飛車側が、早 ...
ノーマル三間飛車 VS 居飛車6四銀7三桂8四飛型の戦いの進め方
ノーマル三間飛車での戦いで、居飛車側の作戦は数え切れないほどありますよね。 その中でたまに見かけるのが、6四銀+7三桂+8四飛型で対抗する形です。 メジャーな作戦ではないと思いますが、あまり見慣れない形で対抗されるとどうすればいいかわからないこともあると思います。 そこで、今回は、6四銀+7三桂+8四飛型に組まれた場合の駒組みの進め方を見ていきましょう。 ノーマル三間飛車 VS 居飛車6四銀7三桂8四飛型 初手▲7六歩△8四歩▲7八飛△8五歩▲7七角以下、駒組みを進めていきます。 先手は美濃囲いに組み、後 ...
角交換向かい飛車から棒金で攻めてこられた時の対策【相振り】
序盤で相手から角交換をされて、相振り飛車の戦型になることは多いと思います。 相振り飛車といってもいろいろな戦型がありますが、その一つが向かい飛車ですね。 向かい飛車は、美濃囲いに組んだ場合、玉頭をもろに攻撃されるので非常に破壊力があります。 そして、向かい飛車で厄介なのが棒金(または棒銀)かもしれません。 第1図(△5四角まで) 角交換型の場合、角を手持ちにしているので、第1図のように△5四角と打たれて玉頭を狙われると、受けが非常に難しいんですね。 2七の地点を先手は玉と銀の2枚で守っているのに対し、後手 ...
金無双の弱点を突く!攻め方の一例【石田流で攻撃】
相振り飛車でよく出てくる囲いの一つに金無双があります。 玉の左側に金が2枚並び、銀は玉の右側か下に配置します。 金無双と呼ばれるこの囲いは、簡単に組めることから、美濃囲いと並んで愛用される囲いの一つですね。 では、実際問題として、金無双に組まれた場合、どのように攻めればいいかを考えてみたいと思います。 金無双の弱点とは? まず、金無双の弱点ですが、飛車に弱い点が挙げられます。 一段目がスカスカなので、一段目に飛車を置かれたら正直なところ生きている心地がしません(^^;) また、二段目に飛車を置かれて、遠く ...
【相振り】中飛車左穴熊対策 銀を繰り出して攻める!
以前の記事で、中飛車左穴熊に対して、三間飛車で5五の地点を狙って抑え込む展開の将棋を紹介しました。 今回は、三間飛車の採用はそのままに、左銀を繰り出していく方法で中飛車左穴熊を攻略する手順をお伝えしてみようと思います。 いつも三間飛車を使っているけど、中飛車左穴熊の対応の仕方がわからないという場合は参考にしてみてください。 中飛車左穴熊の対策 三間飛車で銀を繰り出す 第1図(△1二香まで) 第1図は、相振り飛車でオーソドックスに駒組みを進めた場合の局面で、後手が△1二香と上がったところです(便宜上先後逆) ...
かなけんシステムの定跡を深掘りする 4四銀・8四飛型の考察
先手から見て△5四歩を突いた形の居飛車穴熊対策として、有力な戦法の一つがかなけんシステムです。 以前の記事で、▲5六銀に△4四歩と角道を止めた場合の展開について、変化の一例を紹介しました。 今回は、△4四銀と銀を上がった場合について、どんな変化が考えられるか、定跡を深掘りしてみたいと思います。 4四銀と出た形は、どちらかというと攻撃的な手だと思います。 展開によって△5五銀~△6六銀と出る手を狙っています。 かなけんシステム 4四銀・8四飛型の考察 それでは、居飛車穴熊対三間飛車の棋譜を見ていきたいと思い ...
中飛車左穴熊VS三間飛車での戦い方の一例【完封勝ちを狙う】
将棋にはいろいろな戦法がありますが、中飛車にして右側ではなく左側に穴熊を築き上げる戦い方があります。 主に相振り飛車で現れる戦法ですね。 中飛車側が5五の位を取っているので速攻を仕掛けるのが難しく、気づくと作戦負けをしているケースも少なくないのではないでしょうか。 三間飛車党にとっては、油断できない戦法です。 特に4枚穴熊に組まれてしまうと、嫌になってしまいますよね。 今回の記事では、中飛車左穴熊VS三間飛車の戦いで、5五の地点を狙っていく指し方をお伝えしています。 「中飛車左穴熊の対策を知りたい!」とい ...